オール電化


オール電化とは、調理・給湯・冷暖房など生活に必要不可欠なエネルギーをすべて電気でまかなう住宅のことです。
安全、安心、クリーンという電気ならではのメリットと、高断熱・高気密住宅が持つ確かな住宅性能が組み合わさることで、健康で快適な室内環境を保つことができます。
お子さんからご年配の方まで、家族全員が健やかに暮らせる理想の住まいです。



オール電化には主にこのような製品があります。

■IHクッキングヒーター

IHクッキングヒーターは火を使わないので、吹きこぼれによる立ち消えの心配がなく、地震感知機能やチャイルドロックなどの安全機能も充実しています。
表面はフラットなガラストッププレートですので、汚れもサッとひと拭きで簡単にお掃除できます。

■エコキュート

エコキュートは大気熱を利用し、ヒートポンプユニットで効率よくお湯を沸き上げる給湯機です。
ヒーター式の約1/3の給湯エネルギーなので環境にも家計にも配慮した話題の商品です。
さらにエコキュートはタンクにお湯を貯めていますので、万一のときの生活用水としてもご利用できます。
もちろん停電が原因で機器が故障することはありませんのでご安心ください。

■ヒートポンプ式温水床暖房

ヒートポンプ式温水床暖房は、大気の熱をくみ上げて作る温水で床を暖めるのが特長です。
火を使わないために安全で、CO2排出量を抑えるので環境にやさしく、光熱費も大幅に削減することができます。


■安全性
オール電化の調理器具であるIHクッキングヒーターは電磁線の働きで加熱しますので、「火」をまったく使いません。
そのため、コンロからの出火というリスクが最小限に抑えられることにより高い安全性が担保されます。
高齢者の多い住宅や子供の多い住宅で近年オール電化が普及しているのは、こうした背景があるようです。 

■経済性
オール電化の場合、これまで別々だった電気とガスのエネルギー源を電気に一本化することで、第一に基本料金の割引効果があります。
また、電力プランを夜間電力に変更して、夜間の割安な電力を使ってお湯や暖房の熱源をとることによりかなりの経済的なメリットを受けることができます。
電力会社の試算によると標準的な家庭で月間1万円前後の光熱費削減効果が期待できるとされています。 

■環境（エコロジー）
オール電化は電力の多くの部分を深夜電力を使っています。
なぜこれがエコロジーなのかというと、電力会社は発電を止めることができないので（効率が大きく落ちるため）、夜間であっても電気を作り続けています。
ですが一般的に夜間は消費される電力が少ないので電気が余っている状態なのです。電気は保存できませんので、その分の電力は無駄となってしまいます。
しかしオール電化住宅では、その余っている夜間電力を活用してお湯を沸かしたり暖房の熱源を取得したりしているので、昼間に消費するはずの電力消費を抑えることができ、電力会社が発電する総エネルギーを抑えることができるのです。




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